患者様の状況に合った治療プラン
噛み合う相手の歯達がどれくらい強いのか。隣の歯達がどれくらい頑丈なのか。
周囲の状況をしっかり把握した上で足りない歯をどう入れるか、もしくは何も入れないかを選択する事が重要です。いずれの方法にも利点欠点が存在しますが、周囲との調和がしっかり取れているといずれの方法でも長持ちします。
逆に調和が取れず、過剰な負担を強いられた歯はやはり喪失の道を辿り、その影響は相次ぐ歯の崩壊へと繋がります。
理想と現実の中でアドバイスも含め、親身になってベストと言える方法を御提案させていただきます。
歯が無いという障害への対応
その歯を失った原因がその歯だけの問題であったのか、あるいは失ってしまうべく原因が他にもあったのか。
原因を見極めておくことが重要です。
利点 | 欠点 | |
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バーシャル
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ブリッジ |
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インプラント |
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なにもしない |
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入れ歯
揺さぶりながら使用される入れ歯、その支えとなっている歯や骨は過酷な労働を強いられるため、やはり喪失への道を辿ってしまいます。いかに動かない入れ歯にするか、いかに支えの歯を頑丈にしておくか設計が非常に重要です。
通常動かない義歯を作るには大きく設計する必要がありますが、同時に口の中での違和感も大きくなってしまいます。
そこで歯の根っこを利用したり、小さなインプラントを併用することで義歯の動きを止め、審美性も追求することが可能となります。
今お使いの義歯、定期的に設計を見直してみるのはいかがでしょうか。
■料金
保険適用
または
自費(100,000円~)
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部分被覆義歯(パーシャルオーバーデンチャー)
部分被覆義歯
(パーシャルオーバーデンチャー)歯の根やインプラントの上に、入れ歯の維持装置を(磁石・シリコン)を付けることで、安定性や審美性の高い入れ歯を形成することができます。
歯茎だけでの支えだと防げなかった「入れ歯の沈み込み」による、しっかり噛めないという問題は、入れ歯の後方にちょっとした受けを作ることで格段に改善でき、しっかりと噛めるようになります。
入れ歯の揺れ動きも食い止めることができるので、支えとなっている歯も長持ちします。
健康な歯の根っこが残っていれば、保険でもマグネット義歯は可能です。
■料金
保険適用(25,000円~)
または
自費(500,000円~) -
インプラント上義歯(インプラントオーバーデンチャー)
インプラント上義歯
(インプラントオーバーデンチャー)おすすめポイント
1. 埋入本数が少なくて済む(低侵襲で経済的)
2. 埋入部位が限定されない(低侵襲)
3. 変化への対応が容易(将来の治療への安心感)
4. 清掃性に優れる(歯周病のリスクを減らせる)
5. 口元の張りを再現しやすい(審美性の獲得が容易)
6. しっかり噛める
7. 骨の吸収を防止できる
■料金
自費(700,000円~) -
金属削り出し加工義歯(ミリングデンチャー)
金属削り出し加工義歯
(ミリングデンチャー)支えとなる歯の被せ物に特殊な金属加工を施した後、そこに高精密に適合する特殊な義歯を加工します。
ミクロ単位で適合させるので、維持のためのバネも必要ありません。また、一塊の金属削り出しにより加工するので頑丈かつ審美的です。
■料金
自費(360,000円~) -
特殊樹脂義歯(ノンメタルクラスプデンチャー)
特殊樹脂義歯
(ノンメタルクラスプデンチャー)部分入れ歯の金具(バネ)を特殊な樹脂で制作し、少しでも目立ちにくい状態にした義歯です。保険の義歯と機能的には近く、設計には慎重さが求められます。
■料金
自費(100,000円~)
ブリッジ
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保険適用
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自費
歯を削って土台を作り、失った歯の間に橋をかけるように歯を支える治療法を「ブリッジ」と言います。
土台を確保するため歯を削りますが、歯肉の切開や血が出る処置など、外科を必要としない処置ですので、体に負担が少ない治療法です。保険適用、適用外のものと、種類がございますので、丁寧にカウンセリングをした上で患者様にとって最適なものを一緒に決めましょう。
■料金
保険適用(20,000円~)
または
自費(198,000円~)
インプラント
歯周病はしっかり予防できている方、これ以上犠牲となる自分の歯を増やしたくない方にオススメな治療がインプラントです。
人工の歯根を埋め込み固定するため、歯周病治療をしっかりと行った上で患者様の口内環境に応じて進めます。
入れ歯やブリッジよりも、より違和感なく自身の歯と同じ感覚で噛むことができます。
■料金
自費(350,000円~/1本)
※オーバーデンチャー用(200,000~円~/1本)